「いちまーい、にまーい」と皿を数えるお菊の亡霊でおなじみの怪談『皿屋敷』。日本各地に同じような話があるのですが、その中でも『播州皿屋敷』は浄瑠璃の演目としても有名です。舞台は姫路城ですが、16世紀初めのまだ天守がない時代のこと。主君の家の乗っ取りを企てる逆臣を探るため、女中を装って逆臣の屋敷に入り込んだお菊でしたが、逆臣の家来に求婚され、断ると殺され井戸に投げ捨てられてしまう、というのがあらすじです。なお現在の姫路城にも「お菊井戸」と伝承される井戸が残っています。