加賀一向一揆の拠点があった尾山御坊の跡に、柴田勝家の甥・佐久間盛政が築城したのが始まりです。賤ヶ岳の戦いの後の1583年、羽柴秀吉配下の前田利家が城主となると近世城郭として整備され、以降加賀前田家の居城として明治まで続きました。明治から第二次大戦までは旧陸軍の兵営、戦後しばらくは金沢大学丸の内キャンパスとして使用され、大学移転後は都市公園として城郭復元が進み、かつての威容を取り戻しつつあります。石川門、三十間長屋、土蔵(鶴丸倉庫)が国重要文化財に指定されています。
石川県金沢市丸の内
公園時間|7:00~18:00(3月1日~10月15日)、8:00~17:00(10月16日~2月末日)
施設時間(菱櫓・五十間長屋・橋爪門・橋爪門続櫓・河北門・鼠多聞・玉泉庵)|9:00~16:30(入場は16:00まで)
年中無休、但し玉泉庵は12月29日~1月3日が休業