明治の廃城令では「存城」となった会津若松城でしたが、建造物は不要と判断され、1874年にすべて解体されました。しかし実は一棟だけ現存する建造物があります。浄土宗の寺院・阿弥陀寺に建つ「御三階」です。元々はお城の本丸にありましたが、本堂を戊辰戦争で失った阿弥陀寺に1870年に移築され、長らく仮の本堂とされてきました。玄関の堂々とした唐破風は元々、お城の本丸御殿の玄関にあったものです。阿弥陀寺には戊辰戦争の戦没者1300名の遺骸が埋葬されており、新選組三番隊隊長・斎藤一の墓もあります。