築城名人として名高い藤堂高虎。彼の築城術の真骨頂ともいえる壮大な仕掛けが宇和島城に隠されています。上空から見ると城域は五角形で、現在は埋め立てによって五辺すべてが陸に面していますが、築城当時は二辺が海に面しており、残り三辺が海水の堀に囲まれていました。その五辺が絶妙な長さに調整されており、攻めてきた敵が四角形だと錯覚するように仕向けていました。実際、調査に来た幕府の隠密もまんまと騙され、誤った報告をしてしまったのだとか。